この映画の主人公の少年は、「世の中の良くするためには?」という問題の答えとして 「一人の人が3人の人に良いことをする、そしてその3人がそれぞれ3人の人に良いことを...これを繰り返すと、世の中がよくなる」と思いつきます。
この映画に感動して始めた「小冊子無料配布」のペイフォワードが約1年で40万冊になってしまったことには私自身驚いています。
この「ペイフォワード」にちなんだ皆さんのお話しを是非聞かせてください。
ペイフォワードしました!されました!
このコーナーではこのテーマをご紹介していきたいと思っています。
皆さんのペイフォワードおもしろエピソードを どうぞ書き込んでくださいね。
投稿日 | ペイフォワードストーリー |
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2003/10/19 並木 良憲さん ( 兵庫県 男性 25才 ) |
他の人にしてあげて
何の本か忘れてしまったのですが「人に奢った時その人に
奢り返すのではなく他の人にしてあげる」と言うような事 が書いてありました。新入社員の時飲みに行くと先輩がい つも奢ってくれました。だから私も後輩に奢ってます。そ したらみんな私に「今度は僕が奢ります」と言うので「俺 には奢らんでいいから他の人とか後輩ができた時に奢って あげ」と言ってます。 前までは人から何かを貰ったりするはずうずうしいと思い 受け取らず断ってました。でも相手の好意を踏みにじって いると気付き今は一回だけ断ってそれでも勧めてくれると きは喜んで貰っています。私は飲みに行った時出すように しています。 |
2003/09/24 A.S.さん ( 群馬県 女性 34才 ) |
恩返しをしたい相手は・・・
昨日『ユダヤ人大富豪の教え』を読み、さっそくこち
らのHPを見ました。もちろん初めてです。昨日はト ップページくらいしか見られなかったのですが、コメ ント欄でいきなり「この本をほかの人に読んでもらう 場合には自腹で買ってプレゼントします」と宣言して しまいました。その理由をお話したいと思います。 数年前、すてきな本を私に何冊もプレゼントして下 さる人がいました。その方は「趣味なので」と笑って おられましたが、私としては、何かお礼がした い・・・と思っていた矢先、なんとその人は亡くなら れてしまったのです。どうしよう、ご本人に恩返しが できないのなら、せめてほかの人に・・・と考えて、 とりあえず最後に頂いたのと同じ本を学生時代の恩師 にプレゼントしました。数日後その先生から連絡があ り「もらった本を参考にして、私が受け持つ講義のタ イトルを変えることにしたよ」と。 今度の本については「始めに宣言してしまえば、実 行に移さざるを得なくなるだろう」と考えて上記のよ うにして、とりあえず、贈る相手が2人ほどきまりまし た。そこでふと気付いたのですが、かつて恩師が講義 のタイトルや内容を変更なさったということは、その 講義を通して毎年新たに100人以上もの学生が、あの時 贈った本に書かれている言葉や概念に出会ってい る・・・それって、けっこう大きな変化ではないかし ら?そう感じた時に、大きな勇気をもらったような気 がしました。ありがとうございます。 沢山の人たちと幸せや豊かさを分かち合い、喜び合 えるようになりたいと思っています。 |
2003/09/23 L-G295さん ( 神奈川県 女性 22才 ) |
9年越しのペイフォワード
中学生の頃、近所の繁華街へ出かけた帰りに突然夕立
に遭いました。ずぶ濡れになりながら歩いていると、 ある家の前で鉢植えを外に出しているおばあさんと目 が合いました。雨が激しくなってきたので私は走って その家を通り過ぎ、100m程離れた辺りで 「ちょっと、おねえちゃ~ん。」 と呼ぶ声がしました。振り返るとさっきのおばあさん が走って追いかけてきました。手にはビニール傘を持 っていて、貸してくれるというのです。突然の親切に 感謝と驚きと感激で胸がドキドキしました。 後日1輪のガーベラを添えて傘を返しに行くと、おばあ さんは顔をくしゃくしゃにながら、 「わざわざ返しに来てくれてありがとう。このお花も あなたによく似てかわいいこと。本当にどうもありが とう。」 と何度も言ってくれるので、私は泣きそうになってし まいました。 あれから9年経ち、外回りの残業中に突然雨が振り出 し、雨宿りをしているところ、隣に居た白人男性が泣 きそうな顔をしてたので、声を掛けると、あるホテル を探しているとの事でした。ところが彼が持っていた 地図が大雑把過ぎて場所を把握できなかったのと、私 の英語力ではそれを説明出来なかったので、ホテル名 を頼りに色々な人に尋ねていくうちに、運良く英語が 堪能で場所も知っているという人にめぐり会い、説明 をしてもらいました。 それから1時間程で仕事が終わり、駅に向かう途中にま た雨宿りをしている彼に出会いました。声を掛けると どうやら傘がないけど買うお金も無くて雨が止むのを 待っているようでした。私は1瞬、自分から人に尋ねな い彼に苛立ちましたが、思えば外国で言葉も分から ず、道に迷い、雨まで降り出した彼の状況に自分を重 ねると、見過ごすことはできませんでした。どうか彼 に、日本にいい思い出を残して欲しいと思い、傘を買 ってプレゼントしました。 こんな日本でも嫌いにならないでね。と彼の後姿を見 送り、雨に濡れながら帰ると、急におばあさんの事を 思い出しました。さっきの彼の笑顔にもおばあさんと 同じ位ドキドキして、夜の街をスキップで帰りたい気 分でした。 |
2003/09/08 maaさん ( 大阪府 女性 27才 ) |
祖母が教えてくれた事
私の場合、具体的な話ではないのですが・・・
映画のペイフォワードを観た時、祖母の事を思い出しまし た。 その訳は、私の大好きな祖母(今はもう他界していますが) に小さな頃から言い聞かされていた事があったからです。 祖母はいつも口癖のように、「良いか、人にしたことは必 ず自分に戻ってくるんや。いい事をしたらいい事が、悪い 事をしたら悪い事が、した相手からではないし、形も同じ ではないけれど必ず自分に帰ってくる。だからと言って見 返りを求めたらあかん。自分がされて嬉しい事はどんどん してあげなさい。だけど自分がされて嫌な事は絶対にした らあかん。だから1日に1回は人の為に何かするようにし なさい。お金も人の為に使わんと自分の所には戻って来な い」と言っていたからです。 私は小さいながらに私でも人の為にできることはないかと 必死に考えました・・・ 私の出した答えは「苦しくても辛くても笑顔を絶やさずに 居よう。私が笑顔で居る事で人は嫌な気持ちはしないだろ う」でした(笑) 今でもそれを心に毎日を送っています。 これからも笑顔を皆に振り撒きたいと思います。 |
2003/09/02 Masako,Iさん ( 福岡県 女性 34才 ) |
雨の日の傘
今年の8月は九州でも信じられないほど雨が続き、傘を
もって出勤しない日はほどんどありませんでした。 晴れていても、私が帰宅する時間帯(毎日21時はすぎる ので)には降っていることが多かったからです。 その日は、久しぶりに朝からすっきりと晴れ上がり、太 陽に気持ちよく送られて出勤したのでした。天気予報で も降水確率は低く、邪魔になる傘を置いていきました。 万一降ってきても職場には置き傘があることだし、何も 心配していませんでした。ところが、帰宅途中の電車の 中で豪雨となったのです。少なくとも職場を出るまでは 一粒の雨も感じてませんでしたから、置き傘も持ってい ません。悪いことに田舎の駅ですから、周辺にコンビニ もありません。 改札口から降りてしばらく途方にくれていました。どれ ほど時間がたったのか、一向にやむ様子のない空を見上 げて仕方なく駆け出そうとしたところ、見知らぬ年配の 女性から声をかけられました。 「家までどのくらいかかるの?」(実際はあったかい博 多弁ですよ) 「十五分ほどです」 「方向が一緒みたいだから途中まで入れてあげようか。 私、傘もってるからね」 その方が持っていたのは、コンビニに置いてあるような 少し小型のビニール傘でした。多少のとまどいはありま したが、とてもうれしくて身体を小さくしながらひとつ の傘に入れてもらいました。 「ここから私のうちまで一分もかからないから、これ、 あげる」 私が断るまもなく、その方は脇道に入っていかれまし た。 「誰かにおんなじことしてあげて」 と…。あやうく涙が出るところでした。小声でお礼を言 うのがやっとでした。 |